2.24.2011

ぶつぶつ

No Title, Rachel Whiteread

人生観も心持ちも身動きもすべてが変わった中で、
日常の一番の変化は時間の使い方。
一日のすべての時間が自分次第だった時には想像もつかなかったほど自分の時間はない。


こんなにも「生活すること」に重点をおくのは
お恥ずかしいことに25年目にして初かもしれない! 




でもよくよく考えてると、
人の生活する空間をつくる者自身が
設計に明け暮れてまともな生活をしていないのってどうなんだろう。
確かにそれも必要だけど、そればかりで本当に価値のある空間がつくれるのだろうか。
いままではこれが設計者の宿命だからと当たり前になっていたけど。
違うちがう。
もっと大事なことがあるって改めて思う今日この頃。




配慮と血の通った、地にずっしりと根を構えた生きた建築が作りたいんだ。
私がつくりたいのは白くて透明でふわりと飛んでいっちゃいそうな軽い建築じゃない。




物事の芯の大切さを感じることが今身にしみる。

2.17.2011

2.08.2011

観劇感激述べさせて。

舞台を観る度に、
あーもっとたくさん観劇できればなって思う。


数ヶ月ぶりにベビーと離れてお休みをいただきました。
偶然にも、二日連続で全くちがうタイプの舞台をみれることに。
一つはコテコテのミュージカル。もう一つはストレートプレイ。
劇場も舞台構成も演出も全く異なるものを連続でみれるのはおもしろかった。




ストレートプレイ、
実はあの「金閣寺」を宮本亜門演出、愛しの森田剛主演。
人が役者になり、背景になり、音響となり、舞台装置となり。
戦後の時代で金閣寺をを放火する者の心の闇を深く、スリリングにドラスティックに。
何もかもが細部まで考え込まれた演出と演技は劇中はもちろん、
終わってからもたくさんたくさん考えさせられるとてもいい舞台でした。


舞台ってそこがスキ。
直接観客一人ひとりに響くから、
後々考えさせられ、持ち帰った感情をどう変換していくかは各々次第。


台本を読み砕いて吸収して、あんなふうに放した森田剛くんはすごい。
いつもいつも演技力に驚かされるけど、素晴らしすぎてただただスタンディングオベーション。








次の人生では舞台女優になりたひ!
その時はもう少し長身になろおっと。

2.06.2011

ukiyo-e


Sudden Gust of Wind (After Hokusai), Jeff Wall

富嶽三十六景『駿州江尻』, 葛飾北斎

色彩、大胆な構図、テクスチャー、歴史、趣き

最近のマイブームは浮世絵にあります。

たまの休日は松濤美術館へ!
若旦那と坂道をベビーカー押してやっとこさ到着したのにいつものパターンで美術館にドタキャンされ、
またやっとこさ歩いて太田記念美術館へ行きました。

私は北斎や広重と会話をかわし、
ベビーは小さな手で展示ガラスとガンガン対立し。






Jeff Wall だってこうして浮世絵を大胆にコピー

2.02.2011

二◯一一

          Rachel Whiteread, Unititled(Stacks)




二◯一一 年は、これからずっと大切にしていく物事の土台を築く時。






完全にダブル太陽な生活ばかりを繰り返していた学生時代。
ほとんどは建築設計に費やしていたけど、
時には朝まで建築を語り、時には飲み、踊り、歌い、放浪し. .. 
それはそれは楽しかったぁー




仕事をしてもそれは変わらないのだと思っていたけど、
これから先に仕事を始める時がきても、学生時代に想像していたものとは全く違う生活。
きっと建築の仕事とは別にやらなきゃいけないことが次からつぎへと積もって...


でもそれは、大切にしていきたい事柄や時間が増えたってことなのだ! 








限られた時間の中で自分の時間をつくる要領をつかんだり、
時短技ウーマンになる術を身につけたり、
運動の習慣を保ったり、
健康的な食事を常にとったり、
料理の幅を広げておいたり、
こどものことをたくさんたくさん学んだり。


気分がめいった時の特効薬を覚えたり、
単純作業を楽しくする魔法を探したり、
人間的な生活でしか見つけられない感性を大切にたいせつに。






脇をしっかり固めておけば、
やりたい仕事の時間は後からいくらでも詰め込める余裕を準備する時間。