2.24.2011

ぶつぶつ

No Title, Rachel Whiteread

人生観も心持ちも身動きもすべてが変わった中で、
日常の一番の変化は時間の使い方。
一日のすべての時間が自分次第だった時には想像もつかなかったほど自分の時間はない。


こんなにも「生活すること」に重点をおくのは
お恥ずかしいことに25年目にして初かもしれない! 




でもよくよく考えてると、
人の生活する空間をつくる者自身が
設計に明け暮れてまともな生活をしていないのってどうなんだろう。
確かにそれも必要だけど、そればかりで本当に価値のある空間がつくれるのだろうか。
いままではこれが設計者の宿命だからと当たり前になっていたけど。
違うちがう。
もっと大事なことがあるって改めて思う今日この頃。




配慮と血の通った、地にずっしりと根を構えた生きた建築が作りたいんだ。
私がつくりたいのは白くて透明でふわりと飛んでいっちゃいそうな軽い建築じゃない。




物事の芯の大切さを感じることが今身にしみる。

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